夏競馬の知られざる4つの特徴と楽しむ方法を一挙ご紹介!

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夏競馬の主な特徴とは一体何なのか?素人は特に知らない方が多いと思います。
一般の競馬と一緒じゃないの?と、通常なら疑問に思う部分だと感じます。

詳しく見れば分かりますが夏競馬以外の競馬と比べると、レース環境や競走馬のその時の状態などが全然違いを見せています。

今回は、夏競馬の主な特徴と楽しむ方法について一挙解説していきます。

知られざる夏競馬の特徴4選

知られざる夏競馬の特徴4選
夏競馬の特徴は以下の4つになります。

・「夏は牝馬」という格言がある
・夏競馬は白馬が穴馬という説が浮上
・雨は足元悪化、晴れならすぐに決着する
・「むずかしい」と感じる人が多い

これらの特徴について詳しく見ていきましょう。

「夏は牝馬」という格言がある

夏競馬では、牝馬の方が優位という格言があります。
牡馬より若干強いと言われており、夏競馬では牝馬を指名する競馬ファンが多く見られています。

・牡馬
勝率  7.6%
連対率 15.0%
複勝率 22.5%
単回値 71
複回値 73

・牝馬
勝率  6.9%
連対率 14.0%
複勝率 21.0%
単回値 77
複回値 77

データを見れば、勝率は牡馬の方が若干上なのが分かります。
しかし、牝馬の単回値と複回値では、両方とも数値が77と非常に高い数値を誇っています。

この数値を見ると、ほとんどの人がほんの少しの差だと思うかもしれません。
しかし、少しでも優位だと思うほうに投資をした方が、勝率はちょっとでも上がる可能性があります。

だが、牡馬でも自分の中の穴馬が存在していれば、別に牝馬じゃなくても大丈夫です。
夏競馬で穴馬が牡馬でも、強ければ普通に投資してもOKです。

そこまで性別を強く意識しなくても、そんなに心配する必要はありません。
その理由の一つとして、牝馬は冬の寒い時期が苦手だから夏競馬の勝率が自然と高く見えたのではないかと考えられています。
冬の競馬の牝馬の過去のデータをご覧頂くと分かります。

・牝馬(12~2月)
勝率  5.5%
連対率 11.2%
複勝率 17.1%
単回値 65
複回値 65

夏競馬のデータと比べると、勝率と回収率などがすべて下がっているのが分かります。
夏競馬の牡馬のデータより下の数値が出ていることも分かります。

冬の競馬は競馬場全体の空気が乾燥しており、脚力を必要とする状態になります。
力勝負となってくると、牡馬の方が力を発揮しやすい状況だと言えます。

夏競馬は牝馬が強いという事実は分かっても、裏を返すと冬の競馬ではそんなに力が発揮されていません。なので、冬場は牝馬の馬券が安くなっていることがほとんどです。

夏競馬は白馬が穴馬という説が浮上

夏競馬のレースは太陽の日差しが非常に強いため、色合い的に白馬の方が太陽へのダメージが少ないのではないか?と言う説が浮上しています。

競馬は、ほとんどが黒っぽい馬が走っています。
太陽の光を吸収して体温が上がってしまい、余計体力が消耗しやすいのではないか?と考えられています。
その点、白馬は太陽の光を反射して、体に熱が吸収されないんではないかと言われています。

毛の色で競馬の実績に反映しているのかどうか、夏競馬の過去の勝率データを毛色別で見てみると・・・

・白毛 18.2%
・芦毛 7.7%
・青鹿 7.8%
・栃栗 7.2%
・青毛 7.4%
・鹿毛 7.1%
・栗毛 7.5%
・黒鹿 7.1%

このような結果が判明しました。
白毛は他の毛色の馬よりも、勝率の数値が非常に高いことが分かりました。

白毛の次に芦毛が上位に食い込んでいますが、白毛と差が大きく広がっています。
どの色の馬よりも、白毛が最も強いということが見て分かります。

だが、成績が群を抜いているため、その馬券を購入する人はかなりの数になっています。
そのため倍率がぐっと下がってしまい、勝利金額も低くなる傾向があります。

雨は足元悪化、晴れならすぐに決着する

夏競馬は基本的に梅雨の季節のため、天候により雨が降る時期が多くなります。
そのため、雨水により競馬場の地面がびしょびしょになり、足元が悪くなってなかなか思うように走れなくなる傾向があります。
なので、競走馬の本来の力が出なくなり、結果的に荒れることになりやすいです。

ただ、晴れている場合は成績の優秀な馬が優先的に立つので、すぐに結果が出ます。
天候が晴れだとスピード勝負となるので、必然的に能力の高い競走馬が上位に食い込む傾向があります。

夏競馬では、芝の成長が通常のシーズンより早いです。
日差しが強い太陽と梅雨で水も十分に浴びる環境化では、芝の成長に最も適しています。
光合成により新しい芝がどんどんと生えていき、走りやすい競馬場になっていきます。

スピードを優先としている競馬レースでは、非常に走行しやすい環境になっているため、実力勝負ならすぐに決着がつきやすいです。

とにかく夏競馬の天候具合は非常に激しいので、その時の天候によってタイムが大きく変わっていくものだと捉えた方がいいでしょう。

「むずかしい」と感じる人が多い

夏競馬は上記に書いている通り、雨天で競馬場の状況がガラリと変わりレース結果に響くことがあります。
また、競走馬の体調が最も変化しやすい時期でもあるので、予想がいつも以上に難しいとされています。

気温が最も高い季節にレースが行われているので、たとえ能力が高くても体調を崩せばいつも通りに走ることができません。
夏の暑さに弱い競走馬は、特に注意が必要になっていきます。

いままで夏バテが進行してしまい思うような力を発揮することなく、そのままレースが終わってしまう競走馬が過去のレースにて記録が残されています。

だが、夏の暑さに弱い馬も存在すれば、暑さに強い馬も存在しています。
これらのこともあり、夏競馬はレース結果に強く響くものだと考えられています。

能力が低い馬が出馬したとしても、夏の暑さに強ければどの競走馬が勝つのかどうか分からなくなってきます。
そのためレースが荒れて、予想が大きく外れてしまった・・・ということが発生してきます。

夏競馬を10倍楽しむ方法

夏競馬を10倍楽しむ方法
上記の特徴を踏まえて夏競馬を楽しむには、一体どうすればいいのでしょうか?

サマーシリーズで競馬を満喫する

夏競馬は中央競馬と比較すると、かなり目立たない競馬場になりがちです。
しかし、それを覆す夏競馬ならではのイベントが開催されます。

サマースプリントシリーズ、サマーマイルシリーズ、サマー2000シリーズという三つの競馬レースが 夏競馬にて開催されます。

サマースプリントシリーズでは、1000~1200mの6つの重賞レースになります。
トータルの獲得ポイントで争う形となります。

サマーマイルシリーズでは、5つのマイル重賞レースのトータル獲得ポイントが
サマー2000シリーズでは、5つの2000mの重賞レースでトータル獲得ポイントが争われます。

それぞれのシリーズの獲得ポイント1位を確保している競走馬の陣営に、5千万円の大きなボーナスが渡されています。

大きなボーナスがあるからこそ、陣営側もサマーシリーズに向けて力を入れています。
見応えのあるレース展開が待ってると思われるので、このシリーズは期待が非常に大きいです。

まとめ

まとめ
今回は夏競馬の主な特徴についてご紹介させていただきました。

夏競馬は、基本的にプロの予想家でも難しいものだと言われております。
他の季節に比べて、気候の変化や足場の状況など大きく違いが表れています。

競走馬の体調が崩しやすいシーズンでもあるので、本気の走りをみせれない可能性があります。

しかし、馬の毛色などで優位に立つ競走馬もいれば、夏の暑さに強い競走馬も存在しています。
さらに、夏競馬は牝馬が強いとされているので、そこら辺をリサーチすれば期待大の予想を組み立てられる可能性があります。

各競走馬の過去の夏競馬の成績などをしっかりとチェックして、競馬で一発当てれるように情報を集めていきましょう。