夏競馬のレースは、基本的に荒れる可能性が高いと言われています。
夏のシーズンは急激な気候の変化により、競馬レースにてさまざまな障害などが待ち受けています。
なので、今回は夏競馬が荒れるその理由と、回収率アップに繋がる3つの方法などをご紹介します。
・夏競馬の予想は荒れやすいと言われる原因を過去のデータから調査
・夏競馬が荒れる理由
・荒れる夏競馬で回収率120%を実現させる3つの方法
目次
夏競馬の予想は荒れやすいと言われる原因を過去のデータから調査
夏競馬は、7月~8月頃にスタートする競馬レースのことを指します。
夏競馬の予想は、非常に荒れやすいことで知られています。
それはなぜなのか?2019年から過去の6年間分のデータを見て調査しました。
単勝一番人気の月間勝率をチェックすると、夏頃に順位がガクンと下がることはありませんでした。
しかし、6月頃に一回だけレースの階級が1ランク下がっていることが判明しました。
普段、人気馬のレース階級が下がることなんてなかなかお目にかからないものです。
だが、ランクが下がった競馬レースに人気馬が出場するので、当然買い目を候補として挙げる人は大勢いました。
また、前走が新馬戦だった競走馬も人気に集中します。
この場合勝利すれば、次回強い馬が出馬する競馬レースにランクアップします。
負ければ、未勝利戦に出場することになります。
しかし、たとえ新馬戦で負けたとしても、たった一回しか走行していないので、競馬ファンは「次回のレースに期待」と前向きにとらえます。
新馬戦に勝利すれば、次はさらにランクの高い大きな競馬レースに出る可能性が高いですが、このレースデータだけでは、その競走馬の能力をしっかりと把握することはできません。
このように、人気馬が出馬するレースのランクが一段階下がったり、前走の新馬戦で勝利して競走馬の能力をちゃんと把握することができない・・・
ということがあるので、競馬ファンは競馬データを回収する時に混乱を生じてしまうことになります。
そのような競走馬が1回人気馬として集中していることになったら、これは過去の競馬データからではなく、ただ人間の主観的な判断で人気馬だと決めつけたことになります。
「夏競馬は荒れる」という風に言われるのは、競馬データに基づかない情報が先に発信していることが主な原因だと考えられます。
夏競馬が荒れる理由
夏競馬が荒れる理由としては、上記の競馬データをなかなか取ることができない以外にも理由がいくつかあります。
夏場の競馬レースは気温が非常に高いので、競走馬に体調不良が起こり思うような力が出ないことがあります。
特に北海道出身の競走馬なら、夏の暑さにやられてもおかしくありません。
夏バテにより調子が狂い、実力を発揮することができないのが夏競馬で荒れる理由の一つだと考えられます。
あと7月頃は梅雨の時期でもあるので、何度も雨が降ってレース場の足場が悪くなることもしばしばあります。
いくら人気馬とはいえ足場が悪ければ、なかなか思うように走行することができません。
このように、夏の時期だからこそ起こりうるトラブルがいくつか発生します。
「夏競馬は荒れる」というのは、競走馬の体調不良やレース会場の足場の悪さなどが主な理由だと考えられます。
荒れる夏競馬で回収率120%を実現させる3つの方法
荒れる夏競馬で回収率120%を実現させる3つの方法は以下の3つになります。
・夏競馬に強い競走馬を探す
・レース会場に滞在している競走馬をチョイスする
・持久戦に向いている小回りが利く競走馬を選ぶ
これらの理由について詳しく見ていきましょう。
夏競馬に強い競走馬を探す
荒れる夏競馬で回収率を上げるには、夏の時期に最も走行を得意とする競走馬を探すことがポイントです。
競走馬は気温の変化によって、走行速度が大きく変化する馬もいます。
普段ならそんなに高い実績を持たない競走馬でも、夏のシーズンになってくると成績がぐんっと上がる 競走馬も存在します。
その馬をしっかりと見極めることが、夏競馬で回収率をアップさせる1つの鍵となります。
見極めるポイントとしては、レース直前の陣営のコメントにて各競走馬を見て「○○は夏のシーズンになってくると、非常に良い成績を上げていますね。」とか「そろそろ暖かい時期に入って○○の調子が良くなってきましたね。」など、密かに夏競馬を得意とする競走馬にコメントをちょくちょくと残しています。
これらの言葉を拾うと、どの競走馬が夏競馬で期待できる馬なのかしっかりと見極めることができます。
その逆もしかり、夏のシーズンになってくるとコメントで「○○は夏バテしているように見えますね。」「この時期になってくると、○○の体調が心配になってきますね。」など、不安をあおるようなコメントを残していたら、その競走馬は夏競馬が苦手である可能性が高いので十分注意してください。
また、過去の実績を調べて、夏競馬での成績を各自チェックするのも良いでしょう。
夏競馬ではどの競走馬が得意なのかしっかりと把握すれば、期待の穴馬を見つけられることが可能。
なので、1回各競走馬の過去の成績をチェックしてみましょう。
レース会場に滞在している競走馬をチョイスする
普段あまり本領を発揮できなかった競走馬でも、夏競馬で本番であるレース会場で滞在している競走馬であれば、思いの他良い成績に恵まれる可能性があります。
夏に開催される競馬場で、競走馬がその場所にしばらく滞在することができるレース会場も一部存在しています。
その滞在している競走馬に多く見られるのが、箱根や札幌らへんの寒い地域にいる馬がほとんどです。
そのレース会場に競走馬が滞在していれば、その場所で調教することが可能な上、競馬場でレースの練習をすることもできます。
トレセンで練習するより、レース本番である会場で練習を積み重ねれば、競走馬は実力以上の力を発揮することができる可能性が大いにあります。
コースの距離やコーナーの走り込みなどが本番と全く一緒なので、競走馬はこのレースでどうやって走り込めばいいのか、練習している内にだんだんとコツを掴んできます。
トレセンに滞在している競走馬より、いつも以上に力を見せつけることが可能です。
また、夏競馬はトレセンから競馬場までの距離が非常に長いので、到着した頃にはもうバテている・・・ということがありません。
体調も万全で、練習通りに走れる状態で本番を迎えれることができるので、競馬場で滞在している競走馬にとっては非常に大きなメリットになります。
この滞在している競走馬の情報を知りたければ、競馬新聞に載っている調教欄をチェックすればすぐに判明することができます。
調教場所が「競馬場」と書かれてあれば、それは本番であるレース会場で調教をしていることになります。
持久戦に向いている小回りが利く競走馬を選ぶ
夏競馬のレース会場は基本的に直線距離が短いので、コーナーをいつも以上に意識せねばなりません。
なので、直線距離を走行するのが得意な競走馬を選ぶのではなく、コーナーに差し掛かって速度が一気に上がる競走馬を選ぶのがベストです。
そのような競走馬を選ぶポイントとしては、小回りの時に耐久性があって粘り強く走行し続けることができる「足の長い馬」を狙うのが吉。
普段はあまりパッとしない実績であっても、小回りの利く競走馬であれば夏競馬の穴馬候補として指名しても良いでしょう。
まとめ
今回は、夏競馬で荒れる理由と回収率アップに繋がる方法を3つご紹介しました。
夏競馬は環境が大きく変化しやすいので、トラブルが起きてレースで荒れるという事がしょっちゅうあります。
なので、夏特有の気候変化にも惑わされないような競走馬を見つけることがもっとも重要になってきます。
夏本番で有利に立つ競走馬も存在しているので、そこもしっかりとチェックしておきましょう。
これを機会に、夏競馬の過去のデータを把握して、穴馬候補を慎重に探してみてはいかがでしょうか?