夏競馬が当たらない・・・と言われているのはいくつかの理由があります。
その理由を知れば、なぜ夏競馬が当たらないのか把握することができます。
しかし、夏競馬はプロの予想家でさえ当てることが困難とされているので、理由を聞いたところで一体どう攻略すればいいのか分からないものです。
・夏競馬がなかなか当たらない3つの理由
・当たらない夏競馬を完全攻略するための3つの方法
今回は、夏競馬が当たらない理由とその攻略方法をそれぞれ解説していきます。
目次
夏競馬がなかなか当たらない3つの理由
夏競馬がなかなか当たらない理由は以下の3つになります。
・夏の暑さでバテる競走馬がいる
・直線の短い地方の競馬場で開催
・強い競走馬が不在
これらの理由について詳しく見ていきましょう。
夏の暑さでバテる競走馬がいる
夏競馬が開催される頃は大体、7月~9月ぐらいに実施されます。
この時期は、夏の暑さがピーク時だと思った方がいいでしょう。
夏競馬は夏特有の暑さから、競走馬の体温が上昇し夏バテが頻繁におこっています。
この現象は人間だけではなく、同じ哺乳類である馬だって同様です。
レース当日も大量の汗を頻繁に掻くため、レースがまだ始まっていないのにも関わらず体力が落ちてしまい、いつも通りの力が発揮されないこともしばしば・・・。
さらに、レース以外の時も餌を食べる量が少なかったり、いつもより時間をかけて食べることがあります。
また、競走馬を調教する時も、夏の暑さからすぐにバテてしまうことも多いです。
夏競馬の時は、競走馬の体調具合をしっかりとチェックしなければなりません。
なので競馬場に着いたら、まずは競走馬たちの様子を最初に確認することをオススメします。
直線の短い地方の競馬場で開催
夏競馬は、直線距離の短い地方の競馬場で開催することが比較的多いです。
もちろん直線距離の長い競馬場でも、夏競馬が開催されます。(中京412m、新潟外回り658m)
しかし、その場所はカッコ内の2つの競馬場でしか開催されません。
後は、直線距離の短い競馬場がほとんどです。(新潟内回り358m、福島292m、小倉293m、札幌266m、函館は日本で最も最短距離262m)
直線距離の短い競馬場でレースをすると、総合的にコーナーで走る距離がいつも以上に長くなってしまいます。
いくら走行スピードの優れている競走馬でも、カーブ時に他の競走馬に抜かれてしまう可能性があります。
外回りの時に他の競走馬と差が生まれたり、内回りの時に各競走馬と密着して上手く走れないことがあります。
このように地方の競馬場では、実績の高い競走馬が走ってもなかなか思うような力が発揮されないことがあります。
なので、夏競馬の予想が荒れることは珍しくありません。
強い競走馬が不在
夏競馬では、G1レースなどの大きなイベントがないため、強い競走馬が出馬することはあまりありません。
また、秋競馬に向けて体力を温存している時期でもあるので、余計な力を夏競馬で消費することを望んでいません。
なので、夏競馬は比較的目立つような実績がない競走馬が出馬することがほとんど。
そのため夏場の競馬レースでは、どの競走馬が勝つのかなかなか予想しづらい展開が続きます。
そのレースの状況や各競走馬の体調次第で、一番人気のない競走馬が勝つという事態も全然あり得ます。
もし、強い競走馬がその場にいて大きなハンデがあったとしても、高い走行能力を持っているのでレースで挽回する余地は十分あります。
だが、ハンデがなくてもなかなか走行スピードが出ない競走馬が多く存在すれば、予想が非常に難しくなります。
しかし、競走馬の実力や人気関係なくただ宝くじ感覚で馬券を購入すれば、一種のギャンブルとして楽しめると思います。
当たらない夏競馬を完全攻略するための3つの方法
夏競馬を完全攻略するためは以下の3つになります。
・北海道シリーズでは関西馬を狙う
・2歳戦のパドックで各競走馬の様子を見る
・3歳馬と古馬が出馬している対戦レースは注意が必要
これらの攻略方法について詳しく見ていきましょう。
北海道シリーズでは関西馬を狙う
夏競馬では、その期間だけで行われる競馬イベント「北海道シリーズ」が発生します。
これは毎年開催されており、札幌と函館で実施されています。
北海道シリーズでは、競走馬の出身地によって力の差が違ってきます。
過去の北海道シリーズで開催された競馬レースで、関東馬と関西馬で実力差が違っていることが分かっています。
過去のデータでは、関東馬より関西馬の方が高い成績を残していることが判明。
なので、夏競馬は北海道シリーズの関西馬に注目して予想を立てていけば、当たる可能性の高い馬券 を購入することができます。
2歳戦のパドックで各競走馬の様子を見る
夏競馬では、2歳戦のレースを行うことが多いです。
その競馬レースのパドックにて、各競走馬の現在の状態をチェックすることにより、どの競走馬がレースにて最も好戦することができるのか予想することができます。
また、2歳馬の競走馬はまだ精神的に幼く、レース慣れしていない競走馬がほとんど。
なのでパドックの時、不安要素が強いと思われる競走馬が一体どれなのか大体予想が付きます。
例えば、競馬場で周回をせず、ずっと立ち止まっていたり怯えていたりする競走馬。
また、暴れていたり、周回しててもやる気がなくて常に下向いている競走馬も考えられます。
このようにパドックの光景をちゃんと見ておけば、各競走馬の現在の精神状態をすぐに把握することができます。そして、買い目を絞り込む事ができます。
夏競馬で2歳戦のパドックにしっかりと注目することができれば、どの競走馬が競馬レースで勝利を収めることができるのか自分の目で見極めることができます。
3歳馬と古馬が出馬している対戦レースは注意が必要
夏競馬では、3歳馬と古馬が出馬している対戦レースが存在してます。
この古馬は、4歳以上の競走馬のことを指します。
3歳戦のような同世代での競馬レースならば、過去の3歳戦のレースデータがたくさん残っているので非常に予想が立てやすいです。
しかし、古馬も参戦するとなると、レース予想は一気に難しくなります。
たとえ高い実績を残している3歳馬が出馬したとしても、古馬が相手となるとその時のデータがないため予想することがかなり困難となります。
ただ、歴代のレース展開からすれば、3歳馬より古馬の方が強いという状況が過去のレースで確認されています。
しかし 、古馬より強い3歳馬も多く存在しているので、正直どっちの方が強いのか見当がつきません。
実際にレースで戦わせてみないと分からないのが実状。
このように難易度が高くレース状況が全く読めないので、予想するのがかなり困難だと言えます。
なので、3歳馬と古馬の対戦レースの馬券は買わないという方法も、夏競馬を攻略する1つの手段です。
まとめ
今回は、夏競馬が当たらないその理由と攻略方法についてそれぞれ解説していきました。
夏競馬が思うように当たらないのは、夏特有の暑さで競走馬がバテていき、体調を崩して思うような力が発揮されないことが1つの原因として挙げられています。
他にも、強い競走馬が不在で目立つような実績を持たない競走馬が多く出馬し、予想しづらいのももう1つの原因だとされています。
あと地方の競馬場の特徴である、直線距離の短い場所でレースがよく開催されていることも要因の1つ。
このように夏競馬で予想が当たらないのは、競馬シリーズの中で最も変化が大きい時期だからだと考えられます。
夏競馬で予想しようとしても、なかなか思うような結果にならないことがほとんど。
なので、この時期はあえて真剣に予想しないで、普通に夏競馬として楽しんでみてはいかがでしょうか?